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レザークラフトきっかけストーリー5<初めての作品選び>

超初心者さんにお勧めのレザークラフト作品

レザークラフトは1工程1工程が大事で、制作作業の9割順調にいっても、最後の工程の針穴のあける位置を間違えたりするだけで穴は隠せませんし、どうやったらリカバリできるのか、悩んでしまいます。

自分で作ったものはなんでもかわいい、とは思いますが、自分でミスしてしまった個所はどうしても目が行きますし、見るたびに悔しい思いもしてしまいます。

ファスナー付きのビジネスバッグや、カードポケットがたくさんある便利なお財布を作りたいと思ってレザークラフトを始めたとしても、最初は制作工程が超シンプルで、できれば2時間以内に完成まで至れるぐらいの簡単なものから始めると、楽しみながらスキルアップが容易です。

簡単なものってどんなアイテム?とアイテムの種類で考えるとわからなくなりますので、初心者さんがトライしやすいかどうかの判断は制作工程で考えるほうがおすすめです

  • 裁断してコバを磨けば完成するもの(簡単なキーホルダーとか、コースターとか)
  • 裁断して縫えば完成するもの(簡単なキーホルダーとか敷物とか、カードケースとか)
  • 裁断して縫って、ジャンパーホックをつければ完成するもの(カードケースとか、小銭入れとか、ペンケースとか)

制作するアイテムの種類も、できるだけ小さなものから始めると、すぐ完成しますので、短時間集中して制作することできれいに仕上げることも可能です。

初心者さんでも型紙から自作できる小物入れ

極端に言うと、型紙も難しく考えずに、長方形の工作用紙を適当なサイズで長方形に切り、三つ折りにして、片方は収納側、もう片方は蓋になると考えます。折った1辺の両側を縫い収納できる部分をつくり、反対側と収納口にはジャンパーホックをつければ「小銭入れ」「カード入れ」「ペンケース」のどれにでもなりうるものが出来上がります。

まず工作用紙でだいたいの完成の大きさを見て、横幅をもっと狭くしたいとか、蓋はもっと狭くていいとか、蓋にはカーブをつけようとか、デザイン的な調整を見た目で行います。

出来上がったのが型紙になりますので、牛革の上に置いて裁断し、収納部分の両側を縫い、収納口と蓋にジャンパーホックをつければ完成になります。

型紙さえ決まって入れば、革の裁断から完成まで2時間以内で小物入れを作ることができます。

完成度を上げようと思ったら、トコ面を丁寧に磨いたり、断面にやすりをかけてコバを丁寧に磨いたり、例えば蓋に見返しをつけて接着で貼り、それでも弱ければ芯も貼って強度を上げたりすると長く使うこともできます。

簡単に完成させられる、頑張れば完成度もあげられる、というアイテムが初心者さんにお勧めだと思います。

初心者さんになぜキットがおすすめなのか

比較的簡単なアイテムを選んで作り始めたとしても最初の難関は「裁断」の工程だと思います。
よく切れる革包丁で裁断するのが基本なのですが。道具をそろえていないうちはカッターやハサミになり、切りにくくてうまくいかないこともよくあります。

道具をそろえたとしても革包丁で思い描いたとおりにカットできるようになるまでには何度も何度も革を裁断す作業を繰り返し習得していくものなので、最初から思うようにカットできる人は相当器用な方。

だいたいは「断面が傾いた」「まっすぐ切りたいのに曲がった」「切りすぎた」「ぼろぼろになった」などの失敗があり、紙やすりで何とかリカバーしながら作ることになります。

そういう初心者さんに便利なのが制作キットです。コモンママでは裁断済のキットや、裁断済、針穴まであけたキットも販売しています。初心者さんがきれいに完成するサポートになることを願って販売しているものです。

よろしければご利用ください。

コモンママでは「縫えば完成するレザークラフト」として、初心者様にお勧めのコードホルダー制作キットを販売中です

レザークラフトの縫い目はどうやったらきれいにそろうの?の疑問をおたすけする動画も公開中です

普通の洋裁の手縫いは、糸の片方だけ針に通して運針しますが、レザークラフトの場合きっちり縫い目の糸を引くため、糸の両側それぞれを針に通して、二本の針で革の上から、下からさし、そして糸を引き締めながら一針ずつ縫い進めます。どうやったら丈夫できれいな縫い目を作れるのか、できるようになるまでは何度も縫うしかありませんが、以下の動画もご参考いただければ幸いです